「ホームページを新しくしたいけど、最初に何を決めればいいの?」「制作会社に頼んだものの、うまく要望が伝わるか不安だ…」
このように感じている経営者やご担当者様は多いのではないでしょうか。
ホームページ制作は、単におしゃれなデザインを作る作業ではなく、将来の売上や集客につながるための大切な事業投資です。
失敗せず、期待した成果を出すためには、制作会社に依頼する前の「準備」が9割を占めます。
準備が曖昧だと、納期が延びたり、予算が膨らんだり、最終的に「作っても意味がなかった」という結果になりかねません。
この記事では、ホームページ制作の専門でもある弊社が、後悔しないサイトを作るために必ず決めておくべき5つの大切なポイントを、かみ砕いて解説します。
作る「目的」と「ゴールとなる具体的な数字」をはっきりさせる

なぜホームページを作るのか、という根本的な問いをクリアにすることがスタートラインとなります。
目的の例
- 営業強化・リード獲得: 毎月の問い合わせ数を増やしたい。
- 採用強化: 企業の魅力を発信し、応募者数を増やしたい。
- 会社の信頼度を高める: 古くなったイメージを新しくし、お客様や取引先からの信頼を厚くしたい。
ゴールとなる具体的な数字(KPI)の設定
目的を決めたら、「問い合わせを増やしたい」といった曖昧な表現ではなく、「達成したかどうか」が測れる具体的な数値目標を設定しましょう。
| 悪い目標(曖昧) | 良い目標(具体的) |
|---|---|
| 「問い合わせを増やしたい」 | 「半年後までに、毎月の問い合わせ数を最低15件にする」 |
| 「会社の認知度を上げたい」 | 「1年後に『〇〇(社名)』という検索で検索順位5位以内に入る」 |
この具体的な数字を制作会社と共有することで、制作会社も「この目標を達成するためのサイト」を提案しやすくなります。
作るための「予算」と「仕組み(システム)」を決める

予算は、サイトに入れられる「機能」と「品質」を決めます。特に、どのような仕組み(技術)で作るかによって、費用と完成後の運用方法が大きく変わってきます。
ここでは、主な3つの制作方法を比較し、御社に最適な方法を見つけます。
ホームページ制作方法の3つの選択肢
| 評価軸 | 選択肢A: ゼロから全部作る(フルスクラッチ) | 選択肢B: 自分で更新できるシステムを使う(WordPressなど) | 選択肢C: 簡単に作るツールを使う(Shopify, Wixなど) |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 非常に高い(数百万円以上) | 普通〜高め(100万円〜250万円程度) | 安い(初期費用が低く抑えられる) |
| 自由度 | 何でもできる(機能、デザイン全て自由) | かなり自由(ブログや機能追加も柔軟) | 制限がある(用意された機能の中で作る) |
| 完成後の手間 | 専門知識が必要で大変 | 普通(慣れれば更新は簡単、メンテナンスは必要) | 非常に楽(システムが自動で管理してくれる) |
| 最適な判断 | 銀行など、世の中にない独自の複雑な機能が必要な大規模な事業 | ブログ更新、デザインの自由度、検索順位(SEO)対策を重視したい中堅〜中小企業 | ネットショップ(ECサイト)や、広告用のページを急いで作りたい場合 |
御社が中小企業の集客を目的とする場合、「選択肢B: 自分で更新できるシステム(WordPressなど)」を強くお勧めします。ブログや実績をどんどん追加できるため、集客のための施策(SEO対策)が柔軟に行え、費用対効果のバランスが最も優れています。ただし、ネット販売がメインなら「選択肢C: Shopify」が最適です。
誰のためのサイトか?「理想のお客様像」を決める

メッセージを誰に届けたいのかがハッキリしないと、誰にも響かないサイトになってしまいます。
・誰に届けたいか(ターゲット): 「渋谷区で開業しているクリニックの院長」
・その人の具体的な姿(ペルソナ): 「40代の男性、開業3年目でWebは苦手だが、患者さんが増えず不安を感じている。お金はかかるが、信頼できる制作会社を探している。」
ペルソナ(理想のお客様像)が明確になれば、「院長先生が安心できるように実績を大きく見せよう」「不安を解消するために料金プランを隠さず明確に提示しよう」といった、デザインや載せる情報の方向性が迷わず決まります。
必要な「機能」と「載せる情報」をリストアップする

制作会社との打ち合わせで最も時間がかかるのが、この機能の整理です。事前に「絶対に必要」「できれば欲しい」の順位付けをしておくと、打ち合わせがスムーズに進みます。
- MUST(絶対に必要): お問い合わせフォーム、セキュリティ対策(SSL)、スマホで見ても崩れない対応(レスポンシブ)
- WANT(できれば欲しい機能): ブログ機能、導入事例/制作実績の一覧、オンライン予約機能、資料ダウンロード
- COULD(予算が余ったら検討する機能): 会員専用ページ、多言語(英語など)対応、AIチャットボット
注意点: すべてを一度に実現しようとすると予算と納期がオーバーします。まずはMUSTとWANTに集中し、納品後に少しずつCOULDの機能を追加していくという「段階的な計画」を持つことが成功の秘訣です。
完成後の「運用体制」と「担当者」を決める

ホームページは納品されて終わりではありません。情報が古くなると、Googleからの評価もお客様からの信頼もすぐに落ちてしまいます。
| 評価軸 | 選択肢A: サイト運用を「自社」で行う | 選択肢B: サイト運用を「外部(制作会社)」に任せる |
|---|---|---|
| 主なメリット | 費用が安い。修正のスピードが速い。社内にノウハウがたまる。 | サーバーやセキュリティ管理を完全に任せられる。集客のための専門的なアドバイスを受けられる。 |
| 主なデメリット | 専任の担当者や時間が必要。システムエラー時に自社で対応する必要がある。 | 毎月の費用が発生する。簡単な修正でも制作会社とのやり取りで時間がかかることがある。 |
| 向いている組織 | Web担当者がいて、費用を抑えたい小規模な会社 | 専任担当者がおらず、安定稼働と集客成果を重視したい会社 |
制作直後は、制作会社と「保守契約(外部委託)」を結び、サーバーやセキュリティ管理といった専門的な部分を任せつつ、ブログ記事の更新や実績追加など集客に直結する部分のみを自社で行うというハイブリッドな体制が、費用と手間のバランスが最も良い方法です。
まとめ
ホームページ制作でより良いサイトに仕上げるには、「発注者側がどれだけ事前に考えを整理したか」にかかっていると言っても過言ではありません。
この5つの項目、特に「目的・具体的な目標の明確化」と「予算・技術の仕組みの決定」を決めてから制作会社に相談すれば、打ち合わせはスムーズに進み、御社の事業の成長に貢献してくれる最高のパートナーが見つかるはずです。
もし、これらの準備段階でのお悩みや、最適な制作の仕組みに関するご相談がありましたら、quantaxis.jpまでお気軽にお問い合わせください。御社の事業を深く理解した上で、最適な制作プランをご提案いたします。
